臨床心理学では「反芻」という用語が出てくる。
それは、過呼吸に似ている。
つまりは、考え事が「過剰に」増えているということ。
そんなときは「マインドフルネスです」といっても、簡単なことではない。
「コーピング」といって、リフレッシュする活動や、何か気をそらす方法も考えられる。そのひとつとして、逓減の法則を僕は用いる。
そういうとき、僕はひたすら歩き続ける。
一歩一歩、時には歩数を数える。
風を感じる。
疲れるかもしれない。
でもそんなとき、実はちょっとしたことでも満足感を覚える。
お腹がすく。でも目の前に集中する。
家に帰る。
もしくはカフェに入る。
そこで味わうコーヒーはいつも以上に多い。
暖かい部屋にいつも以上に幸せを感じる。
何故なら、これは逓減の法則に則していると思うからである。
つまりは、「空腹は最高のスパイス」である。
つづく