科学者には知的好奇心が相対的に強い人が多いと思う。
比較できるものではないが、僕もそこそこ知的好奇心は強いと感じている。
何のためか。
科学は実用的であるので、理由としてはやはり「世のため人のため」と説明されることが多いだろう。
しかし、それはあくまで二次的なもので、本当は「ただ知りたい」という欲が強いはずである。
というのも、科学は常に難解な問いとの格闘であり、生易しい世界ではないと思われるからである。
なぜ知りたいのか。
「知りたいから知りたいんです!!」
「理屈じゃないんです!!」
が正解だと思う。
つまり、「知りたい」というその理由は「知りたい」という感情によって説明されるという、トートロジーになる。
そのような欲求は、僕は「トートロジー的欲求」と言える気がする。
つづく