カタルシスの条件
映画やドラマを観て泣く。スッキリする。その浄化作用はカタルシスと呼ばれる。
ではと、制作する側に立ってみる。
どうすれば浄化作用を引き出せる構成を作れるのだろうか。
ここに、前提が隠されている。
物語は必然的に、時系列的であるがゆえに、その流れは結合的であり、連続的である。
ここに認知心理学が絡む。
例えば、
★★ ★★ ★★ ★★
これをみた瞬間に、
無意識的に「2×4」が想像される。
つまりは、カタルシスの前提条件としては、構造的に「まとまり」が要求されていると想像できる。
あまりに当たり前かつ無意識的であるがゆえに、意外と忘れられていると思われる。
何が言いたいのかというと、人の感情を揺らぐものはつねに「構造的」に説明がつくのではないか、ということである。
つづく