大学生は大変だ。
せっかく頑張って大学に入ったのに、入学した瞬間にまた「競争」が始まる。
勿論僕はそれに気付かず負けた。
「インターンなんて糞」
「赤髪で面接行ってやろか」
毎日愚痴ばかり言っていた。
そして就職課は煽る。
「SPI 勉強しろ!!!!」
「TOEIC取れ!!!!」
なんとかTOEICだけは高得点を取れた。
しかし、それでも僕は失敗した。
でも今思うのは、やはり「勉強不足」だった。
しかし、それは学問や資格の勉強ではない。
僕のような凡人は、せいぜい2、3年先のことしか考えられなかった。
いや、半年後ですら危うかった。
思うに、2、3年後の人生をただ「録画予約」していただけだった。
しかも、それはまだ放送するかは「未定」。
要するに、ソファーに座る「傍観者」に過ぎなかった。
自分の人生が「テレビに映る」ようなものだった。
つづく