参考文献:『若い読者のための宗教史』
「天皇は日本の象徴だ。」
僕はこの意味がなかなか掴めませんでした。
本書によると、「象徴」とは意味を内包するもの。
つまり、単なる「記号」ではなく、「あらゆる意味を含む記号」と受け取れます。
記号の部分集合とも受け取れます。
「像を作ってはならない」と書いてあるわけです。
これは「象徴」の有害性を示すものとなるわけです。
つまりは、「あらゆる意味」が含まれる反面、「拡大解釈のリスク」が伴うわけです。
ここ
までを鑑みて、僕は「天皇論」を少し理解できる材料を得た気がします。
つづく