昨日本を買いました。
松岡正剛『情報生命』です。
この本を買った動機としては、人間とは「複雑系」だ。だから複雑系を取り扱った本を読んでみようと思ったからです。
この本のなかで、中村佳子さんという遺伝子の学者さんが出てきます。
中村さんは人間の本質を遺伝子から説明してみよう、そう覚悟を決めて研究に取り組んだ方です。
しかし世界の潮流は「遺伝子をいじくりまわす」という方向にシフトしてしまったのだとか。
アメリカの反知性主義と重なるところがありますよね。あとはプラグマティズム。
ビジネスは本質を必要としない。
それが文学部廃止論につながったと思います。
本質を軽視すると何が起こるのでしょうか。
つづく