こういう問題を考えるときに、やはり比喩が役に立つ。
事実を客観。価値判断を主観にする。
つまり、事実を「身体」、価値判断を「精神」と置き換えることができそうだ。
これを、現代の精神医学に基づいて考えてみる。
何故ならば、身体と精神がそれぞれ独立しているとは考えにくいからである。
つまり。前提がそもそもおかしいのではないだろうか。
ひとまずは、事実と価値判断をセットで考える。
精神が悪くなると、身体にも影響が出る。
身体が悪くなると、精神にも影響が出る。
おそらく、どちらが先かは、結論付けできないと思われる。
それを鑑みると、事実と価値判断にも同じことが言えるのではないだろうか。
すなわち、事実が歪められると価値判断も歪められるだろうし、逆もしかりである。
この問題をしっかり考え抜くことで、「消費」「浪費」「投資」「効用」に対する理解が深まりそうである。
読みたい本が多くてかなわないのだが、一先ず、これを読み進めていきたいと思う。
つづく