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価格心理学。安定と不安定についての考察

不協和音のあとの協和音は気持ちの良いものです。
ソクラテス的な考えでは、安定は「美」なるもので、それは「善」でもあると僕は解釈します。(『パイドロス』を読んで)

ソクラテス「善は有益なことである。」

これをマーケティングにも応用できると僕は考えます。

普遍的に人は美や善を求めるという立場を僕は支持します。

「今日は天候が不安定な1日となります。」
これを聞いて嬉しくなる人はあまりいないと思います。
「経済的に不安定な人がいい。」
こんなこと言う人もあまりいないと思います。

そもそも原子レベルの話ですら不安定から安定に向かうので、マクロでもそうなるのだと僕は考えます。

では本題に入ります。
価格にも不協和音→協和音を応用します。

ネットは物理的に商品の実体がありません。ゆえに人は手に取らなければ価格を知ることが出来ない、ということはありません。(ディズニーの手法)
つまり初めから価格が全面に出てしまいます。

敢えて価格を不安定にさせて一定の時間を経て安定させることに僕は、微かに有益姓を見出しました。

不安定とは、例えば10007円とか、900493円などの数字です。
メルカリで1321円で販売し、その後1285円に値下げをすると、単に値段が下がっただけではなく、無意識的な安心感を与えることに繋がるのではないかと思いました。
実際に試したところ、今日の時点で効果を感じています。

次は消費行動論を心理学的に分析したいと思います。