「なんで岩波書店って凄い本ばっか扱ってんだろう」
古典のほとんどは岩波文庫として、あらゆる書店に置いてあります。
単純に疑問に思い、読んでみることにしました。
岩波さんは19世紀後半に生まれた方です。
夏目漱石さんの少し下の世代です。
読み込めば読み込むほど、若いころ岩波さんが持っていた世の中に対する不満や疑心、学校内の暴力に対する反発心など、激動の人生が見えてきました。
意外と抜けてるところがあって、入試で落ちてしまいます。
そんなとき、「納得いかない、入学させてくれるまでここを動かない」などと、意地をはってでも入学したそうです。また、何か納得いかないことがあれば師匠に対して「もういい」と去っていこうとする話を読む限り、強い信念、根性というものを感じます。
長くなるので割愛しますが、世の中を良くしたいという思いは少年の頃から一貫していたと感じました。
先生を辞めた後、なんか商売をやろう。それで古本屋を経営することになるんですが、岩波さんは選眼球がよく、軌道に乗ったそうです。それはやはり人のためになる本をしっかりとした選びぬいたからだと思います。
当たり前ですが、当時は、文豪と呼ばれる夏目漱石さんなど、まだ現役だったのでそういう方に出版をお願いしながら徐々に岩波書店は発展していったということみたいです。だから古典が多いのです。
まあ、やはり当たり前といえば当たり前ですね。
まだ半分しか読めていないので、また読み進めたいと思いました。