僕は渡部さんの本をよく読む。
まず、同じ英文科卒という点から。
あとは、渡部さんの自虐ネタが面白いからである。
本書では渡部さんの考える読書家の定義について書かれている。
"あなたは繰り返して読む本を何冊ぐらい持っているだろうか。それはどんな本だろうか。それがわかれば、あなたがどんな人かよくわかる。しかしあなたの古典がないならば、あなたはいくら本を広く、多く読んでいても私は読書家とは考えたくない。"
つまり、この方も、繰り返して読むことの大切さを言っている。
本は今のところ池田晶子さんの本ぐらいしか繰り返して読まない。
池田晶子さんは僕に哲学の楽しさを教えてくれた唯一の方だ。
まだまだ繰り返して読むべき本がありそうだ。
そういう意味では本はまだまだである。