『恋って何ですか?』より
"「文豪」たちの作品を読むと、ほとんどセクハラ小説に思えてくる。"
主旨として、女性は男の「所有物」であって、女性がモノ扱いされることによって、女性には「主体」がなく、主体のない「恋愛」には「関係」などなく、そんなものはひとりよがりのストーカーでしかない。
ということである。
僕は違和感を感じる。
そもそも、小説はフィクションじゃないか。
ある意味妄想で書いているのだから、現実でもないわけで。
捻じ曲がった批評としか思えない。
現実が「そうなっている」から (上野氏の主観として)小説はその「写像」である。そう言いたいのだろう。
高学歴にある程度の完ぺき主義は付き物である。
「恋愛」というものを、何か崇高なものと思っていないか。上野氏は。
恋愛の定義とは何か。ないだろう。定義しようもない。あほか。
そもそも、恋愛なんて言葉は近代に生まれたわけで。そして語の意味は時代とともにコロコロ変わるわけで。何にこだわっているのでしょうか。
そんなに所有物にされるのが嫌なら、自分が男を所有物してやればいいのに。
それだけの話だと思います。