著者は精神科医であり、「障害」「死」を常に間近な存在として感じながら生きてきた方です。
感想です。
正直なところ、奥が深く、再度よむことでまた新しい発見がいくつもありそうだな、これは年を取るともっとわかることがありそうだなと、率直に思いました。
事故などで今まで出来たことが突然できなくなった。そんな方は今後どのようにして「生きがい」を獲得していくのか・・・これがメインのテーマとなっております。
ある方は俳句に生きがいを感じ、ある方は哲学に生きがいを感じ・・・
僕は、大まかな欲求は4つあると思います。
食欲・睡眠欲・性欲・知識欲です。
文字を通して何かを知るということに、僕は生きがいを感じます。
ただ、今失明したらどうなってしまうのか。
「当たり前」が突然なくなってしまう。
そこに待っているのは絶望・・・
それでも人は生きる。
何故か。
「生きがい」とは人間たらしめるもの、すなわち活力だと思うのです・・・