以前の記事で、言語の意味は言葉の差異によって決まるということをお伝えしました。
シニフィアン (記号表現 )の集合体がシニフィエ (記号内容)の意味を作る というお話でした。
これ、読書にも言えることではないでしょうか。
一冊の本で世の中のことを知ることができますでしょうか。
有り得ないと思います。
「あの本が言っているのは本当なのだろうか。」
そうして、別の本に手を出します。
結局、本の意味も別の本との差異によって生まれる。
この点では言語学と同じです。
だから多読が大事だと思うのです。