哲学は語る。

本の受け売りではなく、しっかり噛んでます。

100年以上前(大正)に生まれた人の本を読んだ。

「とんかつを食べる。」「てんぷらを食べる。」

これが大昔の「上級国民」による崇高な営みらしい。

著者は吉田茂元首相の長男、吉田健一氏だ。

 

とんかつ。てんぷら。今は家庭料理としてお馴染みだ。これらを美味しく食べるために日々仕事をがんばること。こういう生き方が良い人生だと述べられていた。

現代ではどうだろう。スポーツをしてお腹が空いたあとのとんかつ定食は最強だ。うまい。確かに幸せを感じたときもあった。でも今はさっぱりだ。

現代で崇高と思われる生き方とはなんだろう。

主流な拝金主義者からしたら、毎日ちょっとの労働時間であとは好きなことをする、だろうか。

もしかしたらこれも100年後には庶民にもできるかもしれない。とんかつ定食がどこでも食べられるようになったように。

しかし今現代人の様子を見るからに、時代が変わっても人はやはり変わらないと感じる。

「究極の料理、至高の料理、とんかつ定食がどこでも食べられます!」

それでも毎日殺人事件が起こり、交通事故が起こり、自殺が起こり・・・

つまり。

「毎日2時間労働!あとは好きなことをしましょう!」

AIなのか、他の技術なのか、わからないがもしそれが実現しても・・・

実は何も変わらないのでは。

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