「善とは何か」
いや、しらねーよ。
善悪二元論にはうんざりですよ。
僕も考えました。善はある特定のグループでは悪になる。さらに、割合が違えど、善と悪の両方を併せ持った行為も存在する。もはやこれを論じるのは愚とすら思える。
そこで僕は考えました。
「悪とは何か」
殺人、強盗、偽装。
法律の観点では悪ですよね。じゃあその反対が善だ。となる。哲学学ぶより法律学んだほうが早いよねという話になるんですが、哲学は本質を追究する学問です。
そこで僕は考えました。
法律による善悪の区別と、哲学者が考える善悪の区別はズレがある、と。
池田晶子さんの言葉がヒントになりました。
「法律を守ったことはない。ただ悪い行為をしなかっただけ。」と。
親は子に教えます。
「それは駄目よ、けんちゃん」
「なんで?」
「捕まるからよ」
僕は親じゃないですがこういうやりとりってけっこうあると思うんですよね。
でも本質からずれている気がします。
「法律が悪いと決めている。じゃあ悪いんだな。」
「あそこは野球禁止だ、別のとこに行こう」
人は思考が停止します。そっちのほうが合理的のように思える。
しかしどうなのだろうか。
「なんで悪いのだろう。」その問いを始めないと、法律・規則にがんじがらめになったマニュアル人間になってしまうと思うのです。
問い屋さんの僕は、賢い貴方に敢えてひとつ問いを提供します。
「会社員はなぜ給料から税金が天引きされるか」