現在、東京駅に向かう電車を”上り”、離れる電車を”下り”と言います。
当たり前ですよね。では江戸時代はどうでしょう。
江戸時代、政治の中心は江戸。しかし文化の中心は京都でした。
今とは逆で、京都から江戸へ行くことを”下る”と言いました。
大阪から高級なお酒を江戸へ持っていく時、それを”下る”と言いました。
ところが、2等級、3等級のお酒は持って行かれません。
ですので、”下らない”のです。
つまり”下らない”というのは「価値のない」という意味なのでした。
現在もそのまま「価値のない」という意味で使われていますね。
いやー、面白いです。