問い屋さん。読書の「力」を発信するブログ

「INPUT・OUTPUT・読書 (哲学・数学・認知科学・文学・心理学・芸術・色彩心理学・神経言語学など) 」を通じて人生の武器になる強力な問いを提供。問屋ではない。そうは問屋が卸さない。人生は草。楽しく行こう。

三島由紀夫『不道徳教育講座』を読みました

テーマがいろいろありまして、

・約束について

・ケチについて

・ウソについて・・・etc

 

中でも「悪徳について」が一番面白かったです。なので一部紹介します。

 

”沢山の悪徳を持て”

”私の皆さんに忠告したいことは、不道徳を一つだけ持っていると危ない、できるだけ沢山持って、その間のバランスを取るべきだ、ということです。”

 

例えば、純情な青年が彼女に裏切られた時、感情を抑えきれなくなり暴力をするとします。このような犯罪は、悪徳をもう少し持つことで防げるという論理です。別に2,3人の女性が彼にいたとしたら、「まいっか」で終わるからです。

 

 

これは倫理学に近いものがありますね。

ロッコの方向を変えて7人を助けるのか、変えないで7人を犠牲にするか。

 

そういう話だと思います。

考えさせられる本です。倫理学が好きな方は面白いと感じるでしょう。

 

ちなみにトロッコの話は『これからの「正義」の話をしよう』に載ってます。

 

 

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