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読書日記と哲学がメインです(毎日更新)

「今を生きよう」というのは、「今好きなことをやろう」という意味だと思います。養老猛司さん『「自分」の壁』より

『エッセンシャル思考』という本では、今を生きようという言葉が出てきます。曖昧ですよね。

今を生きるというのは目の前にある好きなことをやろうという意味です。

好きでもないことに時間を割く意味はないと思います。

いろんな本を読むと、ある共通の意見が見えてきます。

それは、好きでもないことはやるな、という意見です。

 

まず『「自分」の壁』では、自分探しは無駄だと書かれています。自分は絶えず変化するからです。すなわち、価値観は時間とともに変わるということで、その都度「好きなこと」も変わるといえます。

だったら、「今」好きなことをやることが最善ではないでしょうか。

アリストテレスも、結果より過程が大事だと説いています。(『ニコマコス倫理学』より)

 

また、トルストイの『人生論』においても、明らかに無駄だと思われる物事には取り組む必要などないと書かれています。

 

哲学者池田晶子さんも、著書『知ることより考えること』の中で、「地球の反対側のニュースを知って何になる」と言っています。

 

あれこれやりすぎると逆に非効率的になり成果が得られないというのは本質のようです。

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