はてなブログ大学文学部読書研究科

読書と哲学がメインです(毎日更新)

2022-03-12から1日間の記事一覧

東京リベンジャーズを観る

本日、アマゾンプライムのエピソード24話分を全て観終える。(ネタバレなし) 画像引用:東京リベンジャーズ公式サイト http://www.tokyo-revengers-anime.com 東京リベンジャーズは、タイムリープをしながら未来を変えていく物語である。 タイムリープを扱っ…

読書日記170

ノエル・キャロル『批評について 芸術批評の哲学』のつづきを読み進める。 nainaiteiyan.hatenablog.com 本書を読めば「批評」と「批判」の端的な違いが分かる。 文学作品であろうと芸術作品であろうとそれは変わらない。 批評の形式は一様ではないが、批評…

美と情報

僕はこの記事で美に関する逆説を示したい。 視覚は五感による知覚のなかで最も情報量が多く、少なく見積もっても80%はあるとのことである。ちなみに聴覚は約10%とされる。 ではいったい、どうして情報量の少ない聴覚、すなわり「音楽」が一般的に芸術にお…

美と想起

『ヴァレリー集成Ⅲ<詩学>の探求』(筑摩書房)を読みながら僕は考える。 ヴァレリーによると、詩というものはただただ精神の行為であるという。 詩というものは言葉、すなわち人間の内部から紡ぎ出される精神の連続体であるべきだという。 ヴァレリーはいう…

美と還元主義

還元主義は全体的な法則(=上位概念)を小さな、基本的な法則(=下位概念)によって説明しようとする立場にある。 また、耽美主義は道徳的な判断を放棄し、美を最高の価値とする態度である。 個人的に、耽美主義(=唯美主義)は逆接的に道徳を説明し得るのでは…

読書日記169

岡崎乾二郎『抽象の力:近代芸術の解析』亜紀書房(2018年) エリック・カンデル『脳はなぜアートがわかるのか:現代美術史から学ぶ脳科学入門』青土社(2019年)を読む。 『抽象の力』によれば、日本においても発生したキュビスムは、単に西洋を模倣したのでは…