はてなブログ大学文学部

読書日記と哲学がメインです(毎日更新)

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

貰えるものは貰う主義

こちら昔に書いた稚拙な記事です。よろしければ読書日記シリーズをご覧下さい。 nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.…

思考の条件

~の思考法といった本が巷に溢れている。売れるからそういうタイトルに鳴るのだろう。僕は「何が思考でないか」をあぶり出したほうが早いのではと思った。 思考の条件。例えば、仮説を作り、反例がないか、矛盾がないか調べる。 これが思考である。なんとな…

攻略本の盲点

それは、本来もっと先にある理想「~の立場から~を成しとげたい」を遠ざけ、とりあえず越えなければならない「試験」を突破することを目的に近づける危険性がある。巷にはあらゆる仕事の「ステータス」や「世間体」を、ラベルのように貼りつけて晒すような…

排他的なダイバーシティ

教育現場で語られる個性なんてものは、多数派という名のフレームワーク内における「差異」に過ぎない。地毛証明書などというものが良い例だ。多様性と言いながら、まだまだ排他的であり、少数派の個性は排除される。それが今の日本だ。 「リクルート」スーツ…

成功という名の宗教

Twitterにも成功という言葉が飛び交う。 成功。 成功。 成功。成功という名の宗教である。僕は今、承認欲求、動機、社会的認知などを研究している。動機の構造は複雑だ。難しすぎる。 ただ、何故か成功という言葉には安いもの、空虚なものを感じる。僕は直感…

自己という大いなる謎

人間についてはあらゆる学問からアプローチがなされている。 集団としてみた場合、社会学、経済学など。 国家としてみた場合、政治学など。 個人としてみた場合、心理学など。問題は、それぞれが別のルートを辿ってしまうということ。 社会学は社会学の言葉…

不自然というよくわからない言葉

やはりこの言葉が気にかかる。 自然ではないのならいったい何なのだ。 人間も自然なのだ。 そもそも、無駄な動きのない人間なんて気持ちが悪すぎる。 人はどんどんロボットになっている。 エーリッヒ・フロムさんは『愛するということ』でそう語っている。 …

隠された目的論

「不自然な動きをしていた」 犯罪事件でよくあるフレーズである。しかし、、、奇妙だ。 不自然とは何だ? 行動に、二項対立は適応される?有り得ない。 表現の仕方がおかしい。哲学的にみれば。まず、「人間の動きは常に自然で、自然とはすなわち目的に向か…

哲学とスピリチュアルの違い

哲学は自然科学を受け入れる。数学ともとことん闘う。 論理学はアリストテレスさんが基礎を作って、ゲーデルさんがジャンプして不完全性定理を発見した。 倫理について、道徳について真剣に考える。道徳哲学。 政治についても真剣に考える。公共哲学。心につ…

ある哲学者の見解。決定論について

一之瀬正樹教授 (武蔵野大学) の本を読んだ。 教授いわく、決定論はズレているとのこと。 僕は決定論に賛成している。 見解が異なった。 教授によると、人間ごときが、過去の経験から帰納的に導き出せるようなもんじゃないとこのと。 うむ。確かに人間「ごと…

極端な自然主義

雷は自然。 地震も自然。 動物も自然。では、理性を持つ人は自然か?知識は自然か?人工物も自然か?しかし、何事も「自然」で括ると情報量と説明力がゼロになる。 なんでも「自然」としてしまう概念は空虚だ。 極端な自然主義の果て。

限りなく近い自己

「英語が勉強したい」 それは、いつか役に立つからに他ならない。 「スワヒリ語を勉強したい」 と言う学生は少ないだろう。 社会と自己は切り離せない。 ここで、「本当に」したいことは何か?という問いが生まれる。僕はさらに深掘りする。 社会的なものを…

空虚な嫉妬

嫉妬というものは実に奇妙である。 本当に嫉妬の対象が欲しくてたまらないのであれば、今頃必死にそれを得るために努力なり苦労なりしているはずだ。(本当にしている人もいるかもしれないが) 東京大学に入りたいなら勉強をすればいいだけではないか。 しかし…

教育格差を熱く語る人がヒエラルキーの最上階という強烈な皮肉

本屋に行った。 教育格差の本があった。 誰が書いたんだろう。 某アメリカの大学卒。 はあ。 アメリカの大学の学費払える時点で、、(推定600万以上)その先の話に全く説得力を感じなかった。 いきなり本題。 まずはあんたの人生が知りたかったのよ。

報酬はやる気を削ぐ

このプロジェクトが無事成功すればボーナス150万円!!よっしゃーーやってやるぞ!!しかしやる気は持続しないらしい。 まず、失敗した時を考えてしまう。どうしよう。 失敗する可能性、自分の無力感を感じた場合、無気力になるらしい。試験に挫折する人と似…

一日だけ頑張るのを諦める

欲求不満というわけでもない。 疲労感もない。 でも何故だ。 今日は何をしてもつまらなかった。何をすればこの状態から抜けられるのか。 あーどうしようどうしよう。 時間だけが流れていく、、 そして今日が終わる。何やってんだ自分。 、、、、こういう時を…

システム的思考法

銃乱射事件が起こった。 またテロリストの仕業か。 テロリストを撲滅せよ。システム的思考法とは原因をとことん考える思考法である。 なぜ銃がテロリストの手にわたったのか。 銃の販売は合法か、違法か。 合法であれば彼らに販売したお店はどんなお店か。こ…

決定論的アプローチ、確率論的アプローチ。

あなたの人生は決まっていると思いますか。 僕はもともと数学がバリバリ得意な理系人間だったのですが、正直なところ、決定論をある程度信じています。 「遠回りは近道」 僕は過去の記事にそう書きました。 失敗しても、結局はうまくいくんですよね。 成功し…

倫理の限界

何を優先にするかで選択が変わる。 そして、絶対的な優先の基準はない。 優先のための優先順位付け。 倫理の限界。 例えば、子供を救うか、おばあちゃんを救うか、お姉さんを救うか。 そもそも、僕には命に優先付けすることにも抵抗があるのだが。 あと一人…

道徳と禁止

なぜ街へ出て主張するのだろう。 「○○反対!」まさか、ただ街に出て主張したいだけなのだろうか。目立ちたいのだろうか。否。反対してるだけではない。 「○○は禁止されるべき」反対と言わずに、もっと確信のついたことを言わないと伝わらない。 話がそれた。…

毎日必ず更新します。

つまらない記事が多いかもしれません。未来の哲学者が書いてると思って頂けたら幸いです。人生は草

欲求を満たすことは必ずしも幸せにつながらない。

食べること、寝ることを忘れて何かに熱中する人がいる。 マズローの欲求理論は必ずしも正しくない。 僕はそう思う。 食べることが幸せ。それもひとつだと思う。 ただ、熱中することに何か神秘なものを感じる。 何故だろう。 僕は快楽主義より情熱主義を支持…

道徳と数学。極限へ。

人間がみんな幸せの世界に倫理は存在しない。一度死んでもボタンひとつで生き返るような世界には責任も賠償もない。倫理は有限性から生まれる。 配分の問題なのだ。つまり、、 人間の幸せの総量が上がれば上がるほど道徳の存在意義が薄まっていく。極限と同…

倫理は有限性から生まれる。

安楽死問題。 高齢者の尊厳問題。これらは全て寿命という有限性の為うまれる問題だ。 または需要が供給を上回ると発生する。空気が足りない、酸素が足りないなんて言う人はいない。空気には、倫理の問題は今のところない。空気は供給令が多いからだ。有限性…

トロッコ問題。結果と帰結、そして責任。

スイッチを押すと5人助かり1人死ぬ。 押さないと5人死に、1人助かる。 さてどうする。 何もしないと罰せられる?否。 「とても判断できる状態ではなかった。」 最もである。 逆はどうか。 1人殺すことになる。人為的に結果を操作することになる。そこには責…

道徳的でありながら殺人。

それは安楽死の助長。 道徳的でありながら犯罪。つまり、法と道徳は厳密には違う。目的がそれぞれ違うのだろう。 法は秩序を守るため。 道徳は人間の尊厳を守るため。

意味の多様性。メルロ=ポンティへの射程。

雷とはなんだろう。 一般的な意味としては、「電気を帯び、大きな音とともに、、、、」といった説明になるだろう。 雷が怖い人にとってはどうだろう。 一般的な意味に「こわいもの」という意味がさらに加えられる。記憶とは文脈。 雷が怖い人の過去、すなわ…

言葉の曖昧性に気づけない人たち。

「努力」 この言葉は人により解釈が異なる。 ゆえに、コミュニケーションに使われる言葉としては不適切である。 使うのであれば、先に定義をしっかり共有しなければ会話は成立しない。 僕は努力=苦行だと考える。 努力はつまらないものである。 必死に暗記…

ソクラテスと不正について

ソクラテスは言った。 「不正を行うより、不正をされたほうがマシ。そして独裁者は不幸だ。」 『ゴルギアス』の一場面で、不正について相当深い議論がなされた。 ソクラテスの反駁には何一つ欠点がなかった。完璧であった。 善=役に立つこと 悪=役に立たな…

この一ヶ月、僕が考えていたこと。

久しぶりの更新である。 だからといって、僕は読書も哲学も止めずに、今までどおりやっている。 しかしブログを書く気にはなれなかった。 【理由】 一概には言えないが、「ビジネス」「お金」、このような情報に飛びつく人たちが多いことに僕は残念な気持ち…