はてなブログ大学文学部

読書日記と哲学がメインです(毎日更新)

2021-08-11から1日間の記事一覧

お金の力では人を幸せにできない。

この記事は暴走する資本主義による、格差問題へのテーゼである。 ささやかな抵抗である。 そもそも、社会科学の限界点が指摘されるなか、年収と幸福度が因果関係で説明されるのか、というと不可能ではないだろうか。 参考文献:『社会科学と因果分析』岩波書…

哲学の批判的態度はこういう社会で役に立っていると思う

哲学は「判断材料」を提供する。 ヒューリスティック。演繹。帰納。 解釈学。哲学は「科学を俯瞰」する力を提供する。 科学哲学。哲学は「社会のあるべき姿」を考える力を提供する。 動物倫理学。医療倫理学。承認論。道徳哲学。公共哲学。哲学は「幸福に生…

説得と詐欺は紙一重。プラトン『ゴルギアス』より

ワクチンを打たせないから説得したい ワクチンを打たせるために説得したい その前に、どこまで突き詰めて調べるのか、考えるのかが大事だと思われる。 「○○がそう言っていたから」 と言って、受け売りだけで説得するのは危険行為である。 事実が不確実な場合…

「幸せな生き方」を音楽に例える。

音楽は動的、人生もまた動的。 スーパーマーケットも動的。 入り口に入り、導線を歩き、レジへ行き出口で終わる。 音楽を楽しむ人は、その「リズム」「波」に乗っている。 音楽を楽しめない人は、鑑賞中に別のことを考えている。 「つまらない」「ダサい」 …

視覚的無意識

参考図書:『視覚的無意識』 皆早くワクチン打とうよ 陰謀論ふざけんな デマは科学的根拠がない 政府は正しい ワクチンは安全 重症化け物を防ぐ いや、ワクチン怖い この先が怖い 強制ふざけんな デマじゃない 副反応が怖い 皆早くワクチン打とうよ 陰謀論ふ…

お金の勉強と英語の勉強の共通点

僕は大学生時代、TOEICの勉強を必死にやっていた。 そのわりに、全く稼げていない。(730点) そして、英検準一級にも落ちた。(合格点72、点数69点) 就職試験も、ひとつの内定以外全て落ちた。(20社面接) これって、お金の勉強に通ずるところがあるのではない…

思い出に浸ることと、過去を内省することは別物。今、今、今目の前に集中せよ。という方への提言。

過去を否定する者は、裏を返せばこう言っている。 「歴史など役に立たん。」 つまりは、☆☆極端に言えば歴史は繰り返して良いんだ☆☆という発想である。 ☆★歴史を無視すると、決まって繰り返されるというのはもはや定石のようなものである。★☆ ☆☆☆しかしながら…

恐怖の対象とズレについて。決定論。非決定論。

こちらの記事の続きである。 nainaiteiyan.hatenablog.com 僕が思い付いたこと、それは、 罪悪感の前に、恐怖の対象が個人間でズレているのでは?ということである。 例えば余命宣告を受けたとする。 「ああ、もうだめだ」 「自分がいけなかったからこんなこ…

実験。文章をポールスミス風にする。

僕はポールスミスが好きです。 大学生の時はとても高くて買えませんでした。 今でも全く手が出ません。 もちろん、本代には出せますが、 服にかけるお金がないのです。 でもメルカリのおかげで、 安く買うことができています。 この点では技術革新にも、 良…

構成的読書法。ゲシュタルト。音楽理論。

どんな本を買うべきか。 何を読むべきか。 今のところ、特に変わりはなく、面白いと感じる本をどんどん買う、といった方法を採用している。 過去に読書法についていろいろ論じたので、割愛する。 本題に入る。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…

「本は高い」はピント外れ

今1万円を持っているとする。 大型書店やAmazonに、新品で税込5500円の本があるとする。 おそらく専門的な本である。 値段を気にせず買う。読む。 あとはメルカリで売る。 実は専門書のほうがよく売れる、というのが今の感覚である。(600冊以上メルカリで売…

情報弱者とは情報そのものではなく、情報提供者の情報がない者のことをいう。

僕は、昔、人に説得する時は、ロジックより先に、まず何十回も訴えて信頼性を与えることが大事だと述べた。 ⚠️信頼性がある = 情報が正しいとはならない。信頼とは嘘をついているかどうかの指標である。 nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablo…